メールはこちら about_team30

2012年の同窓会を迎えて

2012.11.17

一年が過ぎ、またこの場に集まることができました。ここで再会できたということは、それなりに健康であり、環境などなどに恵まれているからですね。こういう現実に感謝しないとなあ、などという心境になるのは、いよいよ老境に入ってきたからなのかしら。

東田中を背景にして右往左往し、45分の授業さえ長いなあと感じていた頃から、30数年が経ちました。私たちは歳をとります。どんどんとります。こんなことを書くと、女性陣には喜ばれないかもしれませんが、ものすごいスピードで齢を重ねつつあるのです、私たちは。はっと気づくと、また一日が、一週間が、一ヶ月が、一年が終わってしまうというような感覚。思い返すと、中学生時代の一年間って、すごく長かったよね。短く感じたのは夏休みの最後の数日ぐらいのものだったかもしれない。

歳をとるということは、逆に考えると、残り時間がどんどん減っていくということでもあります。縁起でもない話をこんな席でするものではありませんよ、と諌められるかもしれないけれども、でも、ほんとのこと。だからこそ、私たちは一日一日をできるだけ楽しく、少しでも幸福たるべく過ごすべきだろうと思います。しかしながら、実のところ、そうそううまいこと素敵な毎日が続くとは限りません。つまらないこと、退屈なこと、辛いこともやってくる。そんなうんざりする日々が繰り返すことだってある。そして、そんな瞬間にさえも残り時間は減っていくわけであります。そんなことさえも、しっかりと味わいながら生きていけるといいんだろうなあ、という、青臭い (あほくさい?) 夢のようなことを呟いておきます。加速度を増しながら減り続ける残り時間です。その中で、善きこともそうでないことも、きちんと噛み締めて生きていけるといいな、と。でも、今日だけは楽しいことばかりの一日にしましょう。

名簿の整理は今もこつこつと続けています。のんびりとではあるものの、少しずつ進んでいるのは確かです。

たまたま同じ場所で数年を一緒に過ごしただけの関係とも言える私たちですが、同期生すべてのもとに連絡が届けられるといいな、と思う気持ちは変わりません。興味がないよ、ということで、開封もせずにゴミ箱に捨てられてもかまわないけれども、何十年かのうちには気が変わって、封を切り、案内を読み、たまには顔を出してみるか、という気になることだってあるんじゃないかな、とぼんやりと期待する気持ちがあるからです。より多くの同級生に連絡が取れるようにしたいし、10年後、あるいは、20年後にのんびりやってきた友だちが「ははは、今でもこりずに集まっているんだね」と肩を叩き合えるような状況を維持していきたいな、と思います。

そのためにも、少しでも元気でいようではありませんか。歳も歳ですから、100%隅から隅までばっちり健康だぜ、なんてことは望むべくもないけれど、あちこちに不調を抱えていたとしても、また次の機会にも笑顔で集えることを期待します。そんなことを繰り返しているうちに、いつか私は80歳になり90歳に100歳になる。もちろん、その時には、君も80歳に90歳に100歳になっているわけです。それって素敵じゃありませんか。

team 30 代表

  • 篠崎 健一
  • 佐藤 全太
  • 佐藤 真砂

topに戻る